フラット35(買取型)について
フラット35(買取型)というのは、長期固定金利タイプの新型住宅ローンのことです。2003年10月1日から住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫)と銀行等の民間金融機関との提携によって始まったものです。
フラット35(買取型)という名称自体は、2005年1月からこのように呼ばれるようになっています。
フラット35(買取型)は、ほとんどの金融機関(銀行、信用金庫、信用組合、労働金庫など)や保険会社、ノンバンクなどで取り扱っています。
フラット35(買取型)のメリットは?
フラット35(買取型)のメリットとしては、次のようなものがありますが、現在は金利水準も低くなっているので、融資対象になる住宅の条件や収入基準も緩くなっています。
■金利が返済終了まで全期間固定or段階金利になっている
■保証料や繰上返済手数料が無料になっている
フラット35(買取型)の仕組みは?
フラット35(買取型)は、表向きは民間ローンなのですが、実際には、民間金融機関が貸し出したローン債権を住宅金融支援機構が買い取って、それを住宅ローン担保債権(MBS)という債権のようなものにして証券化して、機関投資家に売却するという仕組みになっています。
このため、証券化ローンなどと呼ばれることもあります。
住宅金融公庫はどうなったの?
住宅金融公庫の通常融資業務は2007年3月末で打ち切られています。
2007年度からは独立行政法人「住宅金融支援機構」として、融資業務は被災者向けなどの一部のみで、それ以外は民間ローンの支援に特化しています。 |