フラット35(保証型)について
フラット35(保証型)というのは、2007年以降にスタートした新しいタイプの住宅ローンです。
このフラット35(保証型)は、住宅ローン債権を住宅金融支援機構に売却せずに、民間金融機関等が独自に証券化するという点においてフラット35(買取型)とは大きく異なります。
フラット35(保証型)は民間住宅ローンに近い商品なの?
フラット35(保証型)の場合、住宅金融支援機構がMBS(ローン債権を証券化した債券)の元利金の支払いを保証し、もし返済が滞った場合には住宅金融支援機構が民間金融機関等に保険金の支払をしますので、民間金融機関独自の証券化がしやすくなっています。
このように、フラット35(保証型)では住宅金融支援機構はあくまでも保証等を行うだけになっていますので、それによって、民間金融機関等が商品性についての独自色を出しやすくなっているのです。
フラット35(保証型)は民間住宅ローンに極めて近いと言われるのはこの辺りにあるといえます。
フラット35(保証型)は借換えもできる?
フラット35(保証型)の場合は、民間住宅ローンと同じように借換えにも利用できます。
民間住宅ローンの場合は基本的には変動金利型が主ですので、借換え時点では効果があると思われても、将来金利が上昇した場合には、借換えしない方がよかったということもあり得ます。
しかしながら、フラット35(保証型)で借換えをする場合には、将来的な金利の上昇リスクを心配することなく、借換えをした時点で借換えによる利息軽減効果が確定することになります。 |