モーゲージバンクについて
銀行などの一般の金融機関は、預金を集めてそれを原資に中小企業や住宅ローンの貸し出しを行いますが、モーゲージバンクは預金業務機能を持っていません。
モーゲージバンクは、ローン借入者が資金を受け取るのと同時に公庫へローン債権を譲渡します。
そして、公庫がその債権を担保にした債券を投資家に売却するという仕組みで資金を調達しています。
つまり、モーゲージバンクというのは、住宅ローン専門の住宅金融専門会社で、いわゆるノンバンクの位置づけになっています。
このローンを証券化するという仕組みは米国では一般的で、全米の住宅ローンシェアのおよそ70%をモーゲージバンクが占めています。
日本でも2003年10月に公庫の証券化事業が開始されて以降、次々とモーゲージバンクが登場し、現在はフラット35の利用者のおよそ40%程度がモーゲージバンクからの利用者になっています。
ちなみに、モーゲージバンクごとに金利や事務手数料などのサービス内容は異なりますので、利用の際には十分比較検討するようにしましょう。 |